拝啓、僕のアイドル様

陰日向に咲く
劇団ひとりの短編集が売れてるらしいので読んでみたら「拝啓、僕のアイドル様」というアイヲタを題材にした作品があった。ファナティックなアイヲタの心理描写がよく書けていておもしろい。ギャグとして書いてある描写がギャグに見えなかったりするけどな(;´Д`)
しかし最後のオチによって「僕」が「ミャーコ」を応援する必然性みたいなものを与えてしまったのが残念だ。別にそんなのなくったって十分リアルだったのに。

そういえば綿矢りさの「蹴りたい背中」にもアイヲタが出てくるというか、「蹴りたい背中」ってそのアイヲタの背中の事を指していたはずだ。今、文学のテーマとしてアイヲタがキているのかもしれない。阿部和重モーヲタらしいしな(笑)